嘘つき少年の逝き様

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そして彼女は僕に包丁を突き刺そうとした。別に構わなかった。だけど何故か、何を思ったか知らないけど僕はその包丁の向き先を彼女の方へ無理矢理向けた。彼女は目を見開いて驚愕し今から起こることに怯えていた。その表情に僕は何故か『楽しい』そう思った。ゴキッと言う嫌な音と共に彼女の叫び声。それも血飛沫と共に止まった。血だけは止まらない。僕の白いシャツが真っ赤に染まる。生暖かい血。降り続ける血の雨。僕の肌も髪も全て彼女の血の色。満足?僕は君色に染まったよ。僕は彼女を退け立ち上がりシャツのままシャワーを浴びた。シャツについた血も髪についた血も肌についた血も全て流れる。『ざまあみろ』僕は心の中で呟いた。何故呟いたのか分からない。まあ良い。そして僕は彼女の死体の元へ行き。仰向けにして髪を撫でてあげた。そして呟いた。 「愛してなんかいないよ、僕が愛してるのは×××だ。」 end,
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