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包丁を俺の胸に突き刺しながら綺麗な笑顔で何時もの笑顔で言った。ばれちゃった?と。しかしこの俺の胸に刺さっている包丁はなんだろうか。彼女はズブズブとその包丁を俺の胸に刺し込む。不思議と痛みが無い。エイプリルフールだから?そんなわけ、無いだろう?血が口からも傷口からも噴き出して身体が冷えてきているのが、何よりも証拠だ。彼女は言った。「今日ね、エイプリルフールなの、だから安希を殺すの。嘘になればって、ふふ。でも、安希、もう死にそう」そう言って彼女は俺に口付けをする。そして彼女は包丁を抜き、そのまま玄関へと行った。帰る時何時もの様に「またね!」と元気よく出て。
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