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片付けをしていると見たことあるようなないような奴が声をかけてきた。
「川中君、ちょっといいかな？」
....
誰だったかな？
「よお、大久保じゃねーかっ！」
広瀬が声をかけた。
大久保....
あっ！
何かすごい変わり者であんまり学校来ないけど、めちゃくちゃ頭が良くて東大楽勝とか言われてるあの....
「大久保....何？」
ちょっとオタクな雰囲気を漂わせながら大久保は意外な事を告げた。
「野球部入りたいんだけど。」
....
は？
「ごめん大久保、ちょっとよく聞こえなかった....もう一回。」
大久保は表情を変えずに繰り返した。
「野球部入りたいんだけど。」
何ですとーっ!?
「大久保、おまえも今井結花目当てか？」
他に理由はねーだろ....
「誰？それ。」
知らねーのかよっ！
今井目当てでなければ....
「何で？」
我ながら変な質問だとは思う....普通は野球をやりたいから野球部に入るわけで....
「野球をやりたいから。」
どえええっ！
まんまじゃんっ！
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