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現場近くには黄色いテープが貼られ、警官が一人立っている。
「警視庁特命係の杉下です」
「亀山です」
警察手帳を見せ、警官が敬礼するのを見てからテープをくぐる。
「もう捜査に入ってるのか…」
亀山がそう呟いたとき。
「特命係の亀山ぁ~」
嫌みをたっぷり含んだような声が聞こえてきた。
「伊丹かよ…」
警視庁捜査一課の伊丹憲一。
亀山の永遠のライバルだ。
よくよく見れば三浦や芹沢の姿もある。
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