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特命係の部屋へと戻ってきた二人。
「いいんですか右京さん」
「何がですか?」
「あの事件…伊丹たちに任せて…。俺らは事件の真相を知ってるんですよ?なのに俺たちが捜査しないでどうするんですか」
「まだ犯人の目星はついていません。わかっているのは服装だけ。彼らも周辺の聞き込みはやるでしょうし、いずれわかることです」
「けど…」
「ぃよっ!ヒマか?」
「…課長…」
突然現れたのは角田六郎。
組織犯罪対策5課の課長だ。
「ヒマっていえばヒマですけど…ヒマじゃないっていえばヒマじゃないです」
「どっちだよ…。…まぁいいや。お前たちに頼みたい仕事あるんだよ」
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