松本株式会社

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皆仕事中なのだろう。 シンと静まり返っている。 「なんだか静かすぎて落ち着かないですね」 「そうでしょうかねぇ」 そんな会話をしているとノックの音が聞こえた。 「はい」 「失礼します」 ドアが開き、女性三人が入ってくる。 一人は先ほどの係員。 「どうぞ」 お茶を置き、一礼して出て行った。 「初めまして。河西です」 「山崎です…」 「初めまして。警視庁特命係の杉下と申します」 慣れた仕草で二人に名刺を渡した。 「あ、警視庁特命係の亀山です」
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