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警察署を出たとき、一人の女の子が目にとまる。 鞄を持った制服姿の女の子が署前でうろうろしている。 気になった人間には声をかけずにいられない。 亀山はそんな男だった。 「何か…ご用?」 「あ…ここの…刑事さん…ですか?」 「そうそう。あ、亀山っていうんだ」 警察手帳を見せながら軽く挨拶する。 「それで…どうしたの?」 「……」 「俺に話してみない?」
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