警視庁

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その頃警視庁では一人の男が逮捕されていた。 「だから!俺は何もやってない!」 碎木吉行(さいきよしゆき)。 その男の名だ。 「アンタは被害者の斉藤洋一(さいとうよういち)と何度も衝突してたらしいな。事件の日もアンタと被害者が会っていたところを目撃されてるし現場に残ってた凶器から指紋が検出された。…アンタのものだ」 「んなの知らねぇよ!とにかく俺は何もやっちゃいねぇ!」 「だったら凶器の指紋はどう説明する?それにその顔の怪我はなんだ?」 「これはちょっと転んだんだ!」 「強情だなアンタ…」 伊丹は呆れていた…。
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