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「そういえばさ、神崎は何でこの学校来たの? お前程の実力なら、色んなとこから推薦きただろ?」
さっきの事をあまり気にしてなかった天利が、口を開いた。
「そりゃあ勿論、一ツ橋キャプテンに憧れてだろ」
「やっぱりそうだよな。あのシュート、芸術的なドリブル、独創性に溢れたパス、どれを取っても一級品。そりゃ憧れるよなー」
一人で語り続ける天利をよそに、拓哉と大木は二人で話し込んでいた。
「それにしてもあの監督はねぇよな」
大木の言葉に拓哉が頷く。
そう、この翔華学園の監督は、スキンヘッドにグラサンとまさにな格好をしているのだ。
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