桜舞い散るこの道で

2/9
前へ
/136ページ
次へ
桜が咲き乱れているこの一本道。 そこで一人の少年と一人の少女がサッカーをしている。 少女が少年に話し掛ける。 「拓哉!」 「何だよ急に?」 「私を連れてってよ・・・・・・。国立に・・・・・・」 「国立って、どこだ?」 「拓哉、そんなことも知らないんだー」 少女は笑っていた。 拓哉と呼ばれた少年は、何がなんだか分からずに立ち尽くしている。 少女は笑いながらも、拓哉に向けてボールを蹴った。
/136ページ

最初のコメントを投稿しよう!

422人が本棚に入れています
本棚に追加