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桜が咲き乱れているこの一本道。
そこで一人の少年と一人の少女がサッカーをしている。
少女が少年に話し掛ける。
「拓哉!」
「何だよ急に?」
「私を連れてってよ・・・・・・。国立に・・・・・・」
「国立って、どこだ?」
「拓哉、そんなことも知らないんだー」
少女は笑っていた。
拓哉と呼ばれた少年は、何がなんだか分からずに立ち尽くしている。
少女は笑いながらも、拓哉に向けてボールを蹴った。
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