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「ともちゃーん!早く行こうよ!」
可愛い顔でほっぺを膨らませて、早く早くと僕の上着の袖口を引っ張るのは、可愛い息子の悠也。
「悠也、わかってるから少し待って。まだお弁当が…」
今日は悠也が保育園に通い始めて、初めての遠足で。
普段なら給食だけど、今日だけは手作りのお弁当を持って行く。
「これをここに入れて…できた。悠也お待たせ!急いで用意するからね」
お弁当箱に蓋をして、クマの絵が描かれた巾着にそっとしまう。
悠也お気に入りの青いリュックサックに水筒と、弁当が入った巾着を入れ、悠也に背負わせる。
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