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だけどこの日の僕はいつもと違っていた。
何故かは解らないけど・・
「ゴミを棄てるなぁっ!!」
この声は良く通った声だったのか部屋の住人に聞こえたらしい。
窓からゴミくずが飛ばなくなったからだ。
「まぁ、ゴミが出なくなったからいぃか」
近くの紙飛行機を拾い帰ろうとしたとき、後頭部に何かが当たった!
「またかぁ?」
うんざりする想いで窓を睨むように見ると、そこには
若い女性が窓際からこちらを見ていた。
僕は、少し驚いた。てっきり子供がやってるとばかり想っていたからだ。
でも、僕が一番驚いたのはこの女性がとても可愛かったことだろう。
髪は艶やかで、肩まであるショートカット、卸したばかりといえる真っ白のワンピースを着ていた。
彼女と目が合ったとたん僕は目を反らしてしまった。僕自信、女性に対して免疫が無く、クラスの女子とも顔を見て話す事ができない。僕は、その場から逃げるようにして家に帰った。
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