俺の名はエルヴァ

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「うそうそなんて呼んでも構わないわ。名前なんてあるものとかぶってて紛らわしいったらありゃしない。」 「お前…触るだけじゃなく見通せるのか」 「なんの話⁉」 にやにやしながらききかえすユミリーと名乗る女。 「じゃあ…リノアはどうだ?」 「いいわよ😃それより手組まない?あなたとならやれそうだわ」 「やれそうって神をどうにかするってことか?」 「そ。革命的に改革を起こした神にお灸をすえないと。」 「私も仲間にいれて‼」女の子は叫んだ。 「無理よ。ソラちゃん」 「お願い‼」 「だってねぇ~。」 「足手まといにはならないはずよ!」 「どういうこと?」 「ちょっとコッチにきて」 ソラと呼ばれた女の子はリノアの袖を引っ張って門から離れる。 そこには馬車があった。 「貧困の街マグの住民で食料を運んだ帰り道なのよ。この馬車に乗りこんで中に入るの。 あとエミリー・アシロードの地図は頭に入ってるから道案内はできる。 IDは私のお兄ちゃんが持ってるからそれで中に入れるから」 「ホント⁉助かる~💕」 「リノアさんたちは逆にIDをもたないほうがいいと思うわ」 「子供はまだ適応能力がないからチップをうえつけられないんだけどそれをしてしまったら神に筒抜けになるからエミリー・アシロードに入ったとたんデリートされる」 「それは困るわ」 「中にいれてあげる。道案内する。それと交換に私も…⁉」 青年はソラの頭をくしゃりとする。 「頼めるのか⁉」 「だって私も反旗を翻すものだもん。私もIDないし殺されることないと思う。」 青年はソラを抱きしめた。 「すまん。妹を思い出してしまって😢」 「お兄ちゃんはなにがあったの⁉」 「両親と妹の行方探しだ。」 「そうなんだ…おにいちゃんも大変なんだね。お兄ちゃんの名前はなんていうの⁉」 「俺の名はエルヴァだよ」 「よろしくねエルヴァ😃」 「よろしく😃エル兄ちゃん😃」
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