生きるとは

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生きる 動物は生きている それは人間ことホモ・サピエンスも同じだ   なぜ生きているのか   答えは簡単 死ぬために生きている   生きると死ぬは限りなくイコールだ   生きていると言う現在(進行)形の未来形は死ぬ 過去形は生まれるだ   時間の概念を無くせば生まれる=死ぬ   長ったらしく言っているが、要は人間は必ずしぬと言うことだ   ならば、なぜ死ぬと分かっていて必死に生きるのか   答えはこれまた簡単 死ぬと分かっているから必死に生きる   生まれたから生きて 生きるから死ぬ     しかし、生きると言うのは拷問に近い   毎日毎週毎月毎年同じようなことを繰り返し繰り返し行い やりたくもないことをやらされ あげくのはてには死にたくないのに死ぬ   これが拷問以外のなんだと言うのか   人生と言う牢獄に生まれながらにして入れられ 生きて 死ぬ   …あぁつまらない なんてつまらない なんてくだらない   幸せなんてものは長い人生、牢獄生活の本のわずかのご褒美だ   俺はこの牢獄から抜け出したい   しかし生きている限り抜け出せない   抜け出すには生まれる前に戻るか   …あるいは死ぬかだ
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