ありえないから!!

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おはようございます。柚希です! 只今、私はMyroomのベッドで夢を見ているところでありまして…そろそろ目覚まし時計も鳴り、また平凡な1日が始まろうとしているところであります。 ジリジリ… 『…ん゛ー…』 ジリジリ…カチッ。 目覚まし時計が鳴り、それを止め、今日も1日が始まる。 『ふぁぁぁ…眠い。』 柚希は背伸びをして目をこすった。 今日も学校があるので朝の仕度を始めた。 服を選んできて何度か鏡で自分の姿を見たあと、朝食を食べにリビングへと行った。 『…おはよー。』 母「あら、柚希。おはよっ!さっさとごはん食べちゃって!早く片付けちゃいたいからっ。」 『はーい。』 と、適当に返事をして食べ始めた。 母「柚希ー。今日、学校何時までだっけ?」 『4限まで。』 母「何時に帰って来るの?」 『適当。』 と、本当に適当に返事をした。 母「夜ごはんは、いるのね?」 『…うん。』 とまぁ、こんなやりとりをしながら朝ごはんを食べ、洗面所へと向かった。 ージャー…キュッ 『ぷはぁー…、さっぱり。』 といつものように顔を洗い、で顔を拭き、鏡を見る。 『…………。』 一度目を瞑り、また鏡を見る。 が、やっぱり今日の鏡の中は違った。 『……何これ?ありえないから!』 鏡の中の自分は、今の自分を映した自分だが、おかしいといえば、鏡の中の自分の背景だ。 『鏡の中って模様替え出来たっけ?………イヤイヤイヤ、ありえない、ありえない。出来るわけないから。』 と、ボケとツッコミを上手く使い、後ろを見た。 が、自分の後ろは普通のいつもの洗面所の景色で。 でも、鏡の中の背景は、青い海が広がっていた…。 『鏡の中の私、海水浴中かよ…。』 なんて苦しいボケをしながらなんとか正気を保っていた。 私は、そろーっと鏡に触れた。 すると手は鏡の中へスッと吸い込まれるように入り、あとは、体全体が吸い込まれるのに時間はかからなかった。 …そう。私は鏡に食べられた。 そして、真っ暗な中、落ちた。 『ギャァァ〰!!』 すごい浮遊感とともにくる真っ暗の中での出来事に対する不安が叫びを大きくさせた。 ――…ドスンっ!! 『いったぁ…。』 突然のすごいお尻への衝撃に思わず声をあげた。 お尻をさすりながら顔をあげ、周りの様子を見てみる。 『!!!…私ってさっきまで家の洗面所にいたのに…。何ここ?』 周りは、木が何本かある林のような場所で木と木の間からは海が見える、そんな場所だった。
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