ありえないから!!

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―――… ル「…お前の名前は何て言う?」 『…柚…希。』 柚希は、ようやくループの声が頭に入るくらいに落ち着くことが出来た。 ル「じゃあ、ユズキ。もう一度聞くがここで何をしている?」 ループは、ようやく話しを聞いた柚希にホッと息をついた。 『…わからない。』 ル「わからない?ここには1人で来たのか?」 ループは、眉をひそめながら聞いた。 後ろの2人も同様に眉をひそめ話しを聞いている。 『…1人。さっきから人を探してたんだけど誰もいなくて…。』 ル「ここは無人島だからな。ユズキは、今日ここに着いたのか?船はどうした?」 柚希は、今の自分の状況をどう話したら良いのかわからなかったし、素直に本当のことを言ってもいいのかもわからなかった。 『私…実は…自分でも何でここにいるのかもどうやってここに着いたのかもわからないの。』 これが素直な答えだ。 ル「どういうことだ?気が付いたらここにいたとでも言うのか?」 『うんっ!そうそれ!!』 まさしく今の自分の状況だった。 ル「悪いが、記憶がないとかか?」 ループは、聞きにくそうに聞いてきた。 『ううん。ちゃんとある。ただ、真っ暗の中を落ちたらここにいて、しばらく人を探して歩いてたんだけど、見つけられなくて仕方ないから砂浜に座って私自身も色々考えてたとこなの。そしたら船と海賊のマークが見えたから怖くてここに…』 ラ「隠れてたってわけか…。」
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