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『うん…そう。』
ル「…わかった。じゃあ、ユズキは、ここのこと何にも知らないわけだな?」
ループは、立ち上がり腰に手をあてた。
柚希は、下からループ、ライン、ヒルの三人を見つめた。
『うん…。(本当に海賊の格好してる…。)』
ル「ヒル、先に船に戻ってあいつらに出航の準備をさせといてくれ。」
ヒ「わかりました。では…」
ヒルは、そう言うともと来た道を歩いて行った。
『あ…あのぉ…。』
柚希は、おずおずと何かを話している2人に話しかけた。
ラ「なんだ?」
『ここって何処ですか?』
柚希にとって今一番知りたいことであった。
ル「ここは、ルーラー海にある無人島だ。」
『ルーラー海??』
ラ「知らねぇのか?」
ラインは、少しびっくりした顔で聞いてきた。
『う…うん。聞いたことない。太平洋とかならわかるけど…。』
ル「太平洋?何だそれ?」
『えぇっ!?太平洋知らないの??』
ラ「悪いが知らん。」
ループもラインも聞いたことのない海に頭をひねらせた。
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