ありえないから!!

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――――… 『………。』 柚希は、固まっている。 『(私は石ころ。私は石ころ…)』 そう自分自身に言い聞かせながら林の中でも少し木と草が茂っているあたりに身を隠している。 サクサクサク… ヒ「このあたりだとは思うんですけどね。」 ラ「あぁ。やっぱりここら辺の木を斬るか…。」 ル「………。」 『(ちょっとちょっと!木を斬るって何!?しかも、何でここに来るのよ!町は!?このあたりに何があるのぉ〰!?)』 柚希の心の叫びである。ループ達一行の結構近い所に隠れているらしい。 ヒ「船長、副船長。」 ラ「あぁ。」 ル「見つけた。」 『(はやくどっか行って!はやくどっか行って!!)』 と柚希は、うずくまりながら目を瞑り祈った。 だから、気付かなかった。後ろにせまる影に…。
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