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『(はやくどっか行って!はやくどっか行って!)』
ヒ「あの?すみません。あの?」
ヒル達は、柚希を見つけ後ろから声をかけているが柚希は気付かない。
『(はやくどっか行って!はやくどっか行って!!)』
ラ「おい!聞こえてるのか?」
ラインも声をかけるが柚希はまだ気付かない。
ヒ「全く気付いていないようですね。」
ラ「ちっ!」
ル「………。」
三人は、全く気付かない柚希を後ろから見ている。
すると、ループが柚希の横にしゃがみこんだ。
ヒ・ラ「?」
『(はやくどっか行って!はやくどっか……!?)』
柚希は、横に誰かがいることに漸く気付いた。
ル「………。」
『………誰?』
ル「…どうしてここにいる?」
柚希は、自分の横にしゃがんでいるループを見て、びっくりしている。
ル「ここには1人でいたのか?」
ループは、質問を何回かしてくるが柚希にはそれどころではなかった。
『……か、海賊…?』
ル「…そうだな。海賊だ。」
ラ「おい!お嬢ちゃん。こっちの質問にも少しは…」
ループがラインを手で制した。
ル「…落ち着け。俺達は、お前に危害を加えるつもりはない。」
ループは、ゆっくりと柚希に話した。
柚希は、ループの顔を見たあと、自分の後ろにいるラインとヒルの顔を見て、またループを見た。
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