おさななじみ

15/23
前へ
/223ページ
次へ
  たどり着いた、じんの家。 俺はベットの上に座り、1度部屋から出て行ったじんの帰りを待つ。 俺、何しに来たんだ? なんて思ってたら、ドアが開いて、部屋着に着替えたじんが戻ってきた。 「ごめんな、急に連れて来て。」 「いや、べつに大丈夫。」 そんな当たり障りのない会話。本当はもっと聞きたいことがあるのに。 「なぁ、かずはさぁ…」 呼ばれた名前に、また心臓が跳ねた。 薄々気づいてたけどさ、 俺、じんのこと好きかも。 友達とか、そんなんじゃなくて そーゆー意味で。 じんの行動に理由がほしいのも きっとそれ。  
/223ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2290人が本棚に入れています
本棚に追加