おさななじみ

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  いけないのに。 じんはあいつの"彼氏"なのに。 目が合って、無意識に引き寄せられていく。どちらともなく唇は重なり、 綺麗に微笑んだじんと、視線が絡む。 え? 何してっ、 気づいたときには時すでに遅し。 唇に残る感触に、顔を紅潮させた。 「ちょっと、じん何してんの?」 「え?かずやでしょ?  顔、近づけてきたの。」 「俺はそんなつもりじゃっ!!!」 なかった、わけでもない。  
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