一番:追われる彼女と巻き込まれた彼氏

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「上が残ってんだろうがっ!」 飛んだ。 軽く数メートルは高く飛び上がった。 「うおわぁああああっ!!?」 と叫んだのは僕ではない。 警官隊の皆さまだ。 それはそうだろう、 普通の人間がいきなり自分の頭上まで飛びあがったら 僕だって驚く。 や、驚いてないように見えるけどさ。 「あーばよー!」 近隣の屋根に着地した風香ちゃんは、 そう言い捨てると 華麗に去って行った。 僕を抱え込んだまま、それはもう華麗に……
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