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僕は、世間でいうところの野良猫です。
僕のお母さんは、僕達を産んでしばらくすると大きな車に乗ってどこかへ行ってしまいました。
僕達4兄弟は宛てもなくさ迷い、やっとの思いでこの空き地のこの雨風を防げる場所にたどり着きました。
僕は、4兄弟の中でも末っ子で自他ともに認めるチョー甘えっ子です。
お兄ちゃん達の取って来た食べ物を食べ、お兄ちゃん達に囲まれて寝る。怖い犬が来ると一番に逃げる。
そう、逃げ足だけは兄弟の中でも一番です。
こんな僕達に別れがあるとは思ってなかった。
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