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紘「ハアー」
教室の窓から外を眺めながらため息を付く。
あの話…本当かな…?
俺義理だったんだ……姉さんタイミングを計ったように入って来た気がするけど…気のせいかな……
帰りづらいな……
そう思うと、紘はまた溜息を付いた。
美紀「紘…大丈夫…?」
授業中にも関わらず溜息ばかりついている紘を心配して美紀が声をかける。
紘「大丈夫だよ、気にしなくて良い」
美紀「うん…」
そうわ言ったものの紘の頭の中では次から次に疑問が浮かび上がり、悪い考えばかりが浮かんで来ていた。
玲「紘、大丈夫か?」
昼休み、何時ものメンバーで昼食食べている中玲が紘を心配そうな目で見ながら尋ねる。
紘「実は…二日酔いで頭が痛いんだよね…」
額を抑えながら紘が言う。
玲「まだ少し時間がある膝を貸すから少し眠ったらどうだ?」
紘「そうさせて貰おうかな…」
紘はそう言うと、横になる。
美紀「私が…したかった…」
紘「また…今度な…」
華帆「別に私がしてあげても良いわよ」
紘「遠慮…します…」
頭痛のせいで気を使う余裕もなく、紘は瞳を閉じ眠りに付いた。
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