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そして今の状況に
紘「あのさあ」
玲「なんだ?」
紘「僕達なんでこんなことしてるの?」
攻防の最中に相原に問い掛ける。
玲「言っただろ、見極めるためだ!」
言葉と同時に紘の顔に向けて蹴りが跳んで来る。
紘はそれに対して頭を反らして避ける。
玲「避けてばかりいないで攻撃してこい!」
紘「僕、女の子に暴力を振るえないよ!」
相原の攻撃を交わしながら紘がそう応えると、相原は額に青筋を立てて紘を睨みつけてくる。
玲「お前……私を女だからと馬鹿にしているのか!!」
しかたない…
パンッ
校舎裏に乾いた音が響く。
紘「ごめん、相原を馬鹿にしてるんじゃないんだ……ただ…僕は相原を傷つけたくないんだ……馬鹿にしてると思われたんなら…ゴメン……」
紘そう言って頭を下げた。
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