プロローグ

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そして今の状況に 紘「あのさあ」 玲「なんだ?」 紘「僕達なんでこんなことしてるの?」 攻防の最中に相原に問い掛ける。 玲「言っただろ、見極めるためだ!」 言葉と同時に紘の顔に向けて蹴りが跳んで来る。 紘はそれに対して頭を反らして避ける。 玲「避けてばかりいないで攻撃してこい!」 紘「僕、女の子に暴力を振るえないよ!」 相原の攻撃を交わしながら紘がそう応えると、相原は額に青筋を立てて紘を睨みつけてくる。 玲「お前……私を女だからと馬鹿にしているのか!!」 しかたない… パンッ 校舎裏に乾いた音が響く。 紘「ごめん、相原を馬鹿にしてるんじゃないんだ……ただ…僕は相原を傷つけたくないんだ……馬鹿にしてると思われたんなら…ゴメン……」 紘そう言って頭を下げた。
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