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紘視点
紘「うっ…う~ん…」
重たい瞼をどうにか動かし、紘が目を覚ます。
そして起き上がろうとするのだが、体が動かない。
紘「金縛り…」
そう呟きながら掛け布団をめくると、4人が紘に絡み付く様に眠っていた。
あれ?俺何時ベットに入ったんだっけ?
頭を傾げながら思案していると、モゾモゾと掛け布団が動き、白く細い腕が紘の首に絡み付いた。
美紀「紘…おはよう…」
紘「おはよう美紀」
玲「うーん…」
沙夜「うにゃ…」
沙那「ん…」
美紀に続くように3人もモゾモゾと動き出した。
紘「おはよう」
『///』
3人は紘の顔を見た途端顔を赤くして紘から目を反らした。
紘「どうかしたのか?」
紘が首を傾げていると、美紀が顔を近づけてきた。
美紀「紘…おはようの…キス……」
紘「なっなに、言ってるんだよ!?そんなの出来ないよ!」
紘はテンパりながら美紀と距離をとる。
美紀「昨日は…して…くれたのに……」
美紀は悲しそうな瞳で紘を見つめる。
が、紘はそんな美紀の可愛い仕種ではなく、美紀の発した言葉だった。
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