紘の戸惑い

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紘視点 紘「あー、良く寝た…」 紘はそう言いながら伸びをする。 目が覚めた時皆がジーと見てたのは凄く驚いたな……俺の起きるタイミングでもわかったのかな? 紘はそう考えていたが、実は、終始寝顔を見られていたのだった。 紘「玲、ありがとう、膝痛くないか?」 玲「問題ない」 紘が頭を撫でながらそう言うと、玲は嬉しそうに笑い応える。 美紀「紘…次…私がする…」 美紀が紘の制服の袖を引っ張りながら主張すると、紘は笑いながら首を立てに振って応えた。 そしてそろそろ昼休みが終わるので教室に戻った。 華帆は別れ際、紘の耳元で「相沢君、眠れなくなったら言いなさい、添い寝してあげるから」紘はそれを聞いて顔を赤くしながらあたふたし、華帆は笑いながら去って行き、玲と美紀に何を言われたか問い詰められ紘は応える事が出来なかったが、チャイムに救われたのだった。 紘「さて、帰るか」 鞄を肩にかけると、紘は立ち上がる。 それに合わせる様に4人が紘に集まる。 景「さよなら、相沢君」 紘「また明日」 景は用事があるらしく今日は早足で教室を後にした。 紘も今日は寄り道などする気はなかった、急ぎ足で帰り今朝聞けなかった事を早く聞きたいのだ。 桜「紘」 昇降口で桜と華帆が手を振る。 桜「一緒に帰ろう」 紘「うん」 2人と合流したが紘は寄り道せずに帰宅した。 紘はリビングに入り慶子を捜すが、見当たらない。 どうやら出かけてしまったらしい。
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