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紘「何処行ったんだろう?」
リビングのテーブル等を確認したが、置き手紙等も無いし、携帯電話に電話をかけても録画音声が流れるだけであった。
桜「母さんと連絡取れた?」
紘「それが、繋がらない」
紘の応えを聞いて桜が顎に手を当てる。
桜「どこ行ったのかしら?」
紘「まあ、その内帰って来るって」
紘はそう言うと、自分の部屋に向かう。
紘「何やってるの?」
部屋の入口で紘は唖然としながら呟く。
紘が目にしたのは、玲が美紀を押し倒してキスをしている光景だった。
玲「ひっ、紘、違うからな勘違いをするなよ//」
美紀「紘……違うよ……」
直ぐさま2人は紘に駆け寄り誤解を解こうとするが、
紘「そっちの趣味が合ったのか……」
どうやら2人の言葉は紘の耳に届いていないようだ。
美紀「違う…」
美紀は玲を押しのけ紘の腕に抱き着く。
美紀「紘…違うよ……私…紘が好き…だよ……」
玲「コラッ!離れろ!」
紘「玲、それは美紀が俺から離れろと言う意味か?それとも俺が美紀から離れろと言う意味か?」
どうやら紘はまだ2人がレズだと言う風に疑っているらしい。
『だから違う!』
その後結局2人はその疑いを解くのに、必死で1時間もかかったのだった。
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