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皆様初めまして。"館"へようこそ。
私があなた方をここへ導いた者でございます。
名前は"支配人"
私が皆様をご案内させていただきます。
どうぞ皆様よろしくお願いいたします。
さてこの世界には、色々な感情が溢れています。
怒り、喜び、苦しみ、悲しみ。
つまり"喜怒哀楽"
それは
「自分の身を守るため」
「他人と少しでも気持ちを共有するため」
など様々な役に立ちます。
人間は感情を表します。
強くとも弱くともどこかで表します。
しかし時折人格さえ狂わせ、そしてその人を破滅へと誘います
そこには何も残らない。
ただの空虚と為すだけでございます。
荒れ果てた土地。
それは自分の遠い場所……ではないことは明確ですね。
あなたはどうでしょうか。
自分は狂わないという自信はありますか。
感情を自身でコントロール出来ますか。
そんな話しを急にされても分からないという方は、ある少女の一例で判断してみましょう。
今日この館に来てくれた少女のお話しです。
読み進めればきっと答えが分かるはずです。
さて今宵はどんな迷い人がここに訪れるのでしょうね。
私にも分かりません。
私は誰かって?
詳しく知りたいですか?
それはまた後程お会いしたときにお教え致しましょう。
ドアはほら目の前に。
私はドアの先には進むことが出来ません。
進むのは皆様です。
足元に気を付けて行ってらっしゃいませ。
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