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なんであたしが埼玉に来なきゃいけないわけ?
そのうち親も離婚したし、あたしは一人、東京に戻った。
たまたま女友達のはなちゃんと歌舞伎町をブラブラしていたあたし。
18才。
ここまで待ちました。
うちは元々かなり貧乏で、元父親は働いていなかったし、ママは昼夜忙しく働いていたけれど…。
給食費も払えないくらい貧乏…。
あたしはお金が欲しかった。
歌舞伎町で働こうと決めた。
はなちゃんはそんなあたしに付き合ってくれた。
そうそう、あたしの名前はまゆみと申します!
はな「まゆみちゃん、どうするの?どこで働くの?」
まゆみ「どうしよ…。ぶっちゃけ来たはいいけどなんも考えてない💦キャバで働こうかなぁ。」
なんて話していたら、歌舞伎町のセントラルをウロウロしていたあたし達に、知らない男が声かけてきた。
男「何してるん?」
…当然シカトでしょ。
だってなんか、怪しかった。
着いてくるので近くの喫茶店にはなちゃんと入った。
だが、その男、着いてくるし💦
数分たったら見るからにヤクザの格好した男がいきなりズカズカ入ってきてその男の隣りに座った。
したら、話し掛けられた(笑)
その時のヤクザの話はぶっちゃけ覚えていません💦
が、しかーしっ!!
会話の成り行きからそのヤクザは歌舞伎町で顔がきくらしく、あたしにキャバクラを紹介してくれると言った。
とりあえず、喫茶店を出て、トコトコ着いていきました。
はなちゃんはというと…ビビったのか逃げました(笑)
まゆみ(ちょっとちょっと~あたしだって怖いのに何逃げてんのさ!?これからあたし、どうなんの💦)
なんて思っていたら、ヤクザはセントラルの客引きしている男に、
ヤクザ「この子、雇ってやって。あっお前家あるんか?」
あたしに言ってきた。
マユミ「家ですか…。ないですね。」
ヤクザ「じゃあ寮に入れてやって。」
すんなり店が決まりました(笑)
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