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1600年。
米沢城、では一人の男が闘志を燃やしていた。
そう、直江兼続である。
兼続は家康が会津から撤退すると、北にいる最上義光を攻める為に準備に追われていた。
二日で準備を終えた上杉軍は総大将を直江兼続にし、二万の兵をもって北上した。
上杉北上。
この報は最上義光だけでなく東北の東軍も驚愕した。
伊達政宗ですら上杉に使者を送った程だ。
上杉は難なく最上領に侵入した。
最上は最大兵力八千のうち、三千を奇襲部隊として上杉を混乱させようとした。
しかし上杉軍には謙信以来の忍衆がおり、事前に予期された奇襲部隊は逆に攻撃されることとなった。
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