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千「ちょ、ちょっと大丈夫??ねぇ、おーい!」
千尋はその子の頬をペチペチしながら声をかけていた。
するとその子が「ぅん・・・・ん」と、うなって目を開けた。
千尋と目が合うと、顔を真っ赤にしながら頭から湯気がでて、
【ガクンッ】
また気絶してしまったようだ。
千『しょうがない、保健室に運ぶかな💦』
そう思ってその子をお姫様抱っこしながら、小走りで保健室えと向かった。
すると、休み時間に廊下でぺちゃくちゃ話していた生徒が、千尋と後輩の女の子に注目していた。
女「やだぁー相澤さん、女の子お姫様抱っこしてる!!カッコいい!!💕」
女「いいなぁー!!相澤さんにお姫様抱っこしてしてもらってる子!!私もしてほしいー!!💕」
女「!!そういえば相澤さんにお姫様抱っこしてもらってる子、今年1年にきた、樋口 愛奈(ヒグチ アイナ)じゃん!!」
女「えっ💦あの色々な高校にファンクラブがあるっていう??」
女「えっ超モテる子じゃん!!」
男「相澤が、姫様抱っこしてる子
俺一目惚れした💕」
男「おれもー💕マジ可愛い!!」
千尋は小走りしながら、生徒の話にみみを傾けていた。
千尋『この子、樋口 愛奈って言うんだ・・・・。」
そう思っているうちに、やっとこさ保健室に着いた。
-ガラガラ-
千「失礼しまーす。先生いますか??」
千尋は片手で愛奈を支えながら声をかけた。
??「ちょっと、少しは静かに入って来なさいよ。」
そんな声が保健室のベッドカーテン奥から聞こえてきた。
??「ぅんー、全然寝れないじゃないの・・・。」
そういって永沢 香奈(ナガサワ カナ)先生が頭を掻きながらきた。
永「あらっ、相澤さんじゃないの??どうかした??」
千尋を見た瞬間に香奈先生の目が変わった。
千「いゃ、私じゃないんですけど
この子が急に倒れちゃって・・。」
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