中世

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そのうちの一つに「ラウンダース」というゲームがある ペッカーやフィーダーと呼ばれる投手が小石を詰めた靴下などのボールを投げ、ストライカーと呼ばれる打者がそれを船の艪などのバットで打ち返し、杭や石でできた4つのベースを回るというものだった また「ワン・オールド・キャット」というゲームもあったがこちらは打者が棒で球を打ち、打球をノーバウンドまたはワンバウンドでキャッチした者が次の打者になるというものだった これらは少しずつルールを変えながらも遊ばれた 町民が集会所に集まり町の行政について話し合う「タウン・ミーティング」が開かれたときによく行われたことから「タウン・ボール」と呼ばれた時期があった この時期には既に、投手が打者にボールを投げ打者が打ち返す、フィールドに適当に散らばった野手がその打球をキャッチしそれを打者走者にぶつければ打者はアウトになる 4つの塁があり走者がこれを全て回ってホームに帰ってくれば得点が認められる、など現在の野球に似通った部分が多く認められる
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