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毎朝起きて顔を洗って
朝ご飯を食べてから
着替えて学校に行く
毎日同じ事の繰り返しで
上辺だけの友人達
「生きたくない」
そう呟くけれど口だけで
今日も呟いてから行動する
準備を済ませたらいつも通り
駅で彼を待つのよ
「やっと来てくれたのね?
…待ってたのよ」
ホームの始めまで走る
誰よりも早く"彼"の胸に
飛び込みたくて。
けれど恥ずかしくて結局は
出来なくて
"彼"の後ろに乗って学校へ行くの
朝のホームで私はいつも通り
ホームの始めまで走った
「…待ってたのよ」
飛び込めなかった私の背中を
誰かが押した
「飛び込んで口付けておいで」と
私は"彼"に飛び込んで
彼には真っ赤な私のルージュが
駅のホームでの人身事故
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