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「…ぐぅっ……!?」
俺は腹を抱えて、うずくまった。
「一樹…!?」
「動くなよ!」
「…っ……!?」
「さっきのは暴れたこいつが悪いんだからな。あ~あ、折角お友達がおとなしく言うこと聞いてくれたのに…」
鬼はそう言いながら、俺の胸倉を掴んだ。
「…っ……」
「さてと、このままおとなしく校長室に付いてきてくれよ?」
鬼はニヤリと笑み、俺の胸倉を掴んだまま、無理矢理俺を立たせた。
「…うっ…」
俺は少しだけ呻き、ふらついた足に力を入れた。
「一樹…!…くそっ…」
「あんたは付いてくるなよ?」
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