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「ハァ…」 【尚、栗山一樹君の顔を知らない方もいるでしょうから、教室の掲示板に写真を貼らせてもらってます。まぁ、どちらも頑張ってくださいね~】 なんて緊張感のない声なんだ…。 「魁ももちろん、一樹の味方だよな?」 悠がそう言って、魁を見た。 「ん?なにが?」 「何がって…放送聞いてただろうが。お前、一樹のこと裏切らないよな?」 「まぁ、聞いてたけど…裏切らないって……言い方が重いな…」 魁は悠の言葉にちょっと苦笑いした。 「当たり前だろ。だって親友の危機だぜ?裏切るなんてあり得ねぇよ」
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