゚。†memory†。゚

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僕等は海に来ていたね 一緒にドライブしてて 見つけた海 あまりにも綺麗で 海に飛びだしていった君 君はいきなりしゃがみこんで 貝殻を綺麗にほほ笑みながら 拾ってた 君が見つけたその貝殻を 僕は貸してと言って 一緒に家に行った 家に帰って大きめの貝殻を紐で繋げて 壁に掛けておいた ちっちゃな貝殻は 小さな小瓶に 綺麗なガラス玉と 一緒に入れた 光にあててみると それはキラキラ光って 星が小瓶に 集まったみたいだった 君はそれを見て 綺麗だねって言ったんだ 今日の思い出になるねって言ったんだよ… その数年後 結婚して子供が産まれて 君が目の前から 消えてしまった今でも 僕は鮮明に思い出すコトが できるよ… その時のコトが鮮明に… 泣きたくなってくるんだ でも例え見えていなくとも 君は傍にいてくれてるって 天(ソラ)から 見守ってくれてるって 僕は信じてる いつか子供と一緒に あの海へまた行こうって 言ってたけど もぅそれは叶わぬ願い だけどあの小瓶に詰まった思い出と 紐で繋げた思い出と 子供たちと一緒に あの思い出の海に 行ってくるよ あの思い出のなかの 君に逢うために
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