第2章 マザコン?ロリコン?いいえ、シスコンです

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ピンポーンッ! インターホンのチャイム音が高らかに家の中に響いた 現在11時58分 「ハァ…」 何とか間に合った… 途中焦って卵がチキンライスに乗せる時破けてしまったが、それは俺のとし一件落着 インターホンのカメラでチャイムを鳴らした者を確認した 案の定桜と遥である 通話ボタンを押した 「はい」 『大崎です』 『春日も居まーす!てかデカっ!!』 律儀に名字で名乗る さすが桜 一人無駄にハイテンションな奴がいるな… 「あぁ、今開ける」 画面の横にあるスイッチを押した これで門が開く 後、5分位あるな テーブルでも拭いておこうか テーブルにある布巾に手を伸ばしたとき 「しんい~ち、遊びに来たよ~!」 「うらぁ~!開けろぉ~」 玄関から叫びのような声が聞こえた 早っ!! 門からここまで100メートルはあるぞ 急いで玄関に向かった ドアを開けると 「…オッス…オラ桜…」 「…ァハァハァ…ちわっ…」 肩で息している2人がいた 「お前ら、ここまで走って来たのか…?」 「…全力疾走であります…」 桜が前屈みのまま敬礼のポーズをとった コイツら、本当にこういうとこは子供みたいだな 「まぁ、入れよ。オムライス作っといた」 俺は2人を自宅に招き入れた 「マジでか!?オムライス!ヤッタァ!」 遥が飛び跳ねた オムライス好きのようで安心した
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