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ピンポーンッ!
インターホンのチャイム音が高らかに家の中に響いた
現在11時58分
「ハァ…」
何とか間に合った…
途中焦って卵がチキンライスに乗せる時破けてしまったが、それは俺のとし一件落着
インターホンのカメラでチャイムを鳴らした者を確認した
案の定桜と遥である
通話ボタンを押した
「はい」
『大崎です』
『春日も居まーす!てかデカっ!!』
律儀に名字で名乗る
さすが桜
一人無駄にハイテンションな奴がいるな…
「あぁ、今開ける」
画面の横にあるスイッチを押した
これで門が開く
後、5分位あるな
テーブルでも拭いておこうか
テーブルにある布巾に手を伸ばしたとき
「しんい~ち、遊びに来たよ~!」
「うらぁ~!開けろぉ~」
玄関から叫びのような声が聞こえた
早っ!!
門からここまで100メートルはあるぞ
急いで玄関に向かった
ドアを開けると
「…オッス…オラ桜…」
「…ァハァハァ…ちわっ…」
肩で息している2人がいた
「お前ら、ここまで走って来たのか…?」
「…全力疾走であります…」
桜が前屈みのまま敬礼のポーズをとった
コイツら、本当にこういうとこは子供みたいだな
「まぁ、入れよ。オムライス作っといた」
俺は2人を自宅に招き入れた
「マジでか!?オムライス!ヤッタァ!」
遥が飛び跳ねた
オムライス好きのようで安心した
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