第2章 マザコン?ロリコン?いいえ、シスコンです

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「うはぁ!旨すぎたっ!御馳走様っ!」 俺のテーブルをはさんだ向かい側に座っている遥はご満悦のようで、正直に鼻血でる程嬉しい 「御馳走様。真一…嫁に来なさい」 横に座っている桜が真顔で言った 出来れば婿に行きたいです… 「お粗末さま、嫁は無理だろ」 「桐亜は俺の嫁っ!」 「ちげぇよ」 俺はテーブルの上の皿を片付けた 台所に行ったついでに冷蔵庫から焼きプリンを3つ取り出した それを桜と遥の前に一つずつ置いた 「デザートだ」 また桜の横に座った 「うはっいいプリン」 「さすが真一、完璧なタイミングでプリンを出すね」 桜が腕を組みながら関心している 「デザートは普通食後だろ?」 そうか…と言いながら桜はプリンを食べ始めた 「…今日確信したよ、桐亜は本当に欠点が無いな」 遥がどこか遠くを見るような目してそう言った 俺には欠点が無い? 「だね~。料理は上手いし、気遣いもできる。頭も良いし、運動神経も良い。背も高い、顔も格好いい」 桜が笑いながら褒め言葉を並べた おいおい、俺はそんな器じゃねぇぞ 全部平均的だ 非常につまらない男だよ しかし否定はしないでおこうか 褒められるのは嬉しい それがどんなに見当違いでもね 「そらどうも」 「婿に来いっ!真一!」 「桐亜は俺の婿っ!」 喜んでっ! とは言わないでおこう
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