4735人が本棚に入れています
本棚に追加
「い、居るよ。目の前に二人も…」
桜が声を少し震わせ 遥から目を背けた
桜の今の気持ちよく分かる
「…お前ら違うクラスじゃん。やっぱ同じクラスの友達がいないと…色々と寂しい」
と言って遥は俯いた
コイツが友人が少ない理由は分かるような気がする
極度の人見知りだからだ
よく遥が知らない人と話す時挙動不審になるのを見かける
「どうしたらいいんだぁ~」
遥は頭を抑えて仰向けに寝転んだ
広い部屋なので遥が大の字で寝ても面積的には問題ない
「それを俺らに相談するなよ…」
静かに呟くように言った
「何で?」
遥が起き上がり聞いた
…しかもそれを聞くなよ…
「…俺らも友達少ないんだよ…」
「あ、そっか」
…忘れてましたか遥さん
そう、俺と桜も尋常じゃ無い位友人が少ない
最初のコメントを投稿しよう!