第2章 マザコン?ロリコン?いいえ、シスコンです

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「い、居るよ。目の前に二人も…」 桜が声を少し震わせ 遥から目を背けた 桜の今の気持ちよく分かる 「…お前ら違うクラスじゃん。やっぱ同じクラスの友達がいないと…色々と寂しい」 と言って遥は俯いた コイツが友人が少ない理由は分かるような気がする 極度の人見知りだからだ よく遥が知らない人と話す時挙動不審になるのを見かける 「どうしたらいいんだぁ~」 遥は頭を抑えて仰向けに寝転んだ 広い部屋なので遥が大の字で寝ても面積的には問題ない 「それを俺らに相談するなよ…」 静かに呟くように言った 「何で?」 遥が起き上がり聞いた …しかもそれを聞くなよ… 「…俺らも友達少ないんだよ…」 「あ、そっか」 …忘れてましたか遥さん そう、俺と桜も尋常じゃ無い位友人が少ない
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