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「…じゃな、また明日」
玄関で桜と恵子さんを見送る
「…うん。お休み…」
桜は小さく頷いた
さっきから殆どしゃべってない
何か気まずい?のか…
良く分からない
桜はそのまま外に出て行ってしまった
「真一君、今日は晩御飯ご馳走様でした。今度また料理教えてね」
恵子さんはそんなに料理上手く無いからな
だからあの店潰れたんだろう
「俺で良かったら料理位いつでも教えますよ、恵子さん」
「フフフ…ありがとう。後、恵子じゃなくお母さんて呼んでね」
そう言って踵を返し玄関から出た
「2人家まで送ってくるから、真一は家で待っててな」
「あぁ行ってら」
親父も2人の後に続いて行った
そして訪れた静寂…
えっ、ちょっと待って?
あの再婚の話決定なの?
…俺の初恋は?
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