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「じゃ行ってきます」
やっと登校の準備ができて玄関で親父に見送られてる
「行ってらっしゃい、気をつけてな。あぁそれと今日は桜ちゃんの引っ越しの手伝いがあるから、出来るだけ早く帰ってきてくれ」
…そういや、今日だったな、桜が家に来るの
「分かったよ」
そう言って俺は家を出た
「オッハー、桐ちゃん」
「オハ、春ちゃん」
家の門前にはもう既に遥が待っていた
いつものように2人で桜の家に行く
やはり遥には桜と兄妹になる事言っといた方が言いよな
「…遥、ちょっと話あるんだけど」
「何だ、改まって」
俺の声色を聞いて真剣な顔になる遥
どうやって話せばいいか…
「…俺と桜…家族になったんだ」
「…は?」
駄目だ言葉足らなすぎた
「…できちゃった婚か?お前まだ16才なのに…」
…全く違う方向で勘違いされたし
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