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――――
――――――…
「美穂…」
「どうしたの?そんな真剣な顔して」
悠が一歩近付いてきた
あれ?
悠私より背高くない??
「俺…前からお前のことが好きだったんだ」
えっ?
これって…
まさか…
アイノコクハク??
「きゃあーーーーーーっ!!!!!」
「だっ 黙れ!!!」
「ふごっ!!」
悠が私の口をふさいだ
なっ 何するの!?
私今アンタにアイノコクハクされた……
ってあれ?
さっきより悠が小さい…
もしかして…
「叫ぶとか どんな夢見てんだよ」
ゆ…夢かぁ~
なーんだ~
そういえばどうして保健室に居るんだっけ??
「頭痛むか?」
ああ そうか!
小島先生に思いっ切り背中叩かれて頭から血がでたんだった!!
「全然痛くないよ」
そういうと悠はため息をついた
なんだよ
人の返答聞くなり
「まだ無理すんな 俺授業戻る」
そういうと悠は立ち上がり行ってしまった
さっきの夢の続き見れないかな~
背の高い悠かっこよかったなぁ…
「神無月さん起きてる?」
保健室の先生 三上(ミカミ)先生が話しかけてきた
「頭どう?クラクラしない?」
「大丈夫です」
三上先生は私を見ると微笑んで隣のベットに座った
「神無月さん見ると さっきの天海君のことを思い出すわ」
そういって三上先生はまた笑った
「悠がどうかしたんですか?」
「天海君には内緒ね さっき言わないようにクギさされたから」
悠が隠し事??
何々気になる!!
「気絶したあなたをおんぶして慌てて保健室に入ってきた時 なにもかも真っ赤に染めて
『助けてください!』
って叫んだのよ
その時の形相ときたら ホント震え上がるくらい怖かったわぁ…
大事にされてるのね」
悠が慌ててた?
私のために?
めっちゃ嬉しいんですけど!!
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