660人が本棚に入れています
本棚に追加
あの時、私たちは傷だらけだったんだね。
あんな可愛い笑顔のチャラ男君。
はたからみたら何の悩みもなさそうな、
チャラいスカウトとチャラいキャバ嬢。
みんな、ほんとは傷を背負って生きている。
みんなそれを隠して生きてるんだよね。
嫌なことばっかりあって疲れてた。
でも、みんなそんな思いを抱えて尚も生きてる。
涼しい顔してすれ違った女の人。
いつも行くコンビニの店員さん。
みんな。
一人一人がそれぞれのストーリーを生きてると思うと、心臓が早くなる。
何故だか不安になる。
だから、考えないように、自分のことだけ考えるようになっていた。
最初のコメントを投稿しよう!