story1

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              ──────── ────         「─…来てくれたんだっ」       「おう。」         天笠光輝17歳。只今女の子から体育館裏に呼び出しを受けました。     このシチュエーションは告白しかないんだろうけど、体育館裏とかベタだよなあ。   他の女の子は放課後の教室とか、屋上とか、あとは……、   …あんまり変わりねぇか。     そんなことを考える俺の耳に、か細くも高い声が響く。         「あのっ…ずっと私光輝くんが好きで…えっと……」         俺この子のこと知らないのに。           「で?」     「え?えっと…だからっ…付き合って下さい…っ!」               あーあ、顔なんか赤くしちゃってさ。期待するだけ無駄なのにね。   俺を好きになるなんて、無駄な時間を費やすだけ。                 「ごめん、俺好きな奴居るから」         「で、でもっ…」     「ごめん」           諦めの悪い奴は嫌いだ。                 「っ…、…光輝君の好きな人って…日野先生でしょ…?」         「…………は?」             その単語を聞いて、俺の身体は硬直する。                         「何で、あいつが出てくんだよ…」          
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