story1

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        日野優太はうちの学校の保健医であり、俺の片想い相手だ。   でも勿論日野は男なわけで、ついでに俺も男なわけで、しかも保健医と生徒とかやっぱ無謀で…。       「男同士なんて変だよっ…諦めなよ!絶対叶わないって!」       突然耳に入った言葉に、指がぴくっと反応した。         「あ?」           今の、むかついた。         男同士だから何だよ。 そんなに変か?気持ち悪いか?       じっと睨みつけると、目の前の女はびくりと肩を揺らした。         「お前に俺の何がわかんだよ」       「ちがっ、違うよ!怒らせるつもりじゃなかったのっ!ごめんね?」       相手のわざとらしい態度に、俺の苛々は更に増す一方。   馬鹿みたいに何回も否定するそいつの胸ぐらを掴み、にっこり微笑んだ。       「ごめ…」       掴まれているにも関わらず、微笑み掛けられたそいつは、安心にも似た表情に変わる。     そんな女を見て、顔を近付けると耳元で囁いた。                                         「…二度と俺の視界に入んな」                            
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