記憶 -my memories-

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《一時間前》 私は一人、誰も居ない部屋で泣いていた。 理由は簡単。 彼の事を考えて居たから。 彼―。 石田明。 私の彼氏。…いや。 彼氏だった、人。 明は、お笑い芸人の仕事をしてる。 毎日、毎日 ステージに上がっては、人を笑わせて。 最近は、日本一にもなって仕事は信じられないくらい増え続ける一方だった。
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