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「恭介~?起きろーー!!」
一階から怒号が聞こえる。
恭介はゆっくり目を開けた。
しかしすぐに目を閉じてしまう。
もうこのやりとりを4回は繰り返している。
(このまま寝られるなら死んでもいい・・・)
彼の頭には今これしか無かった。
5分後・・・
階段を登る音が聞こえて来る。
ガツンッッ!!
恭介の意識が一気に現実世界に戻された時、目の前には自分の母が鬼のような顔をして立っていた。
彼は頭を押さえながら
「すみませんでした。」
と寝ぼけながら言った。
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