ある若者の話

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『魔法スイッチ』は誰が開発したかはわかっていない。確実に言えるのは、開発した奴は悪魔としか言えないクソ野郎だと言うことだ。 そのクソ野郎は科学者が見つけた新エネルギーを改造し、対人間用の兵器『魔法スイッチ』を作った。 威力はそんなに強いとは言えないが、金持ち達がこぞって買った。その理由は、"持ち運びのしやすさ"だ。大きさは小型ナイフとほぼ同じ。隠そうと思えばどこにでも隠せるのだ。 最初は金持ち達はそれを狩猟の道具として使っていたがある時、気が狂った金持ちの1人が人間に向けて使った。そいつは罪を裁かれ死刑になるはずだった。 だが、そいつは金を使って裁判官を味方にし、罪を逃れた。住民は激怒し、マスコミは騒ぎを大きくし過ぎてしまいとうとう、金持ち達全てを敵としてしまった。
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