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紗姫先輩はにこって笑った。
今日は棗先輩と一緒じゃないんだな…。
会室の鍵を開けて、鞄を持って入る。
「はぁ…」
僕は思わずため息をつきながら、机に伏せた。
紗姫先輩が心配そうに僕を見てるのを横目に見ながら。
「淳ちゃん…?」
僕の横の席に腰掛ける紗姫先輩。
「紗姫先輩…」
「話したくないなら無理に話さなくて良いよ?」
「…うん。じゃあさ、先輩、肩貸して?」
紗姫先輩は不思議そうな顔で見て、すぐに笑顔で頷いた。
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